2010,12月池袋（第19回東京ミネラルショー）行って来ました

石のネックレス試着時にカンジがよく分かるシンプルな無地のワンピース。
人ごみを効率よくすり抜けるためのコンパクトなバックと折りたたみのサブバック。
その日の洋服に合わなくたって丈夫なゴム底の「歩け歩け靴」は最優先。
池袋ショーを楽しむ準備は万全ですっ！

まずは三葉虫クラブのお嬢さんがひらいてる「Chussa Jewel」に。
天然石で繊細なアクセサリーを手作りなさってるお店です。
こちらのご家族は以前水道橋にお住まいだったとか。それでウチの大学病院にいらしてたそうで「それは偶然ですね〜」と話してたら、お父様の歯の主治医だったのが私の友人の父親だったというコトまで分かり大盛り上がり☆
世の中狭いですね〜。

いつも通り作品片っ端から試着させて下さり、たっぷり迷い（なにせ私はココでは決断力のないゲストとして有名…みたい）、今回はアマゾナイトとアクアマリンが主体でトップがトルコ石のネックレスとグリーンアメジスト（?）のピアスを購入しました。
それはそれは美しいキャンディーカラーのアマゾナイトで、今夜つけて寝たいくらいです（笑）。
いつもながら繊細な細工と技術に敬服です。
Hさん、Nさん、目をいたわって、頑張ってね〜！

今回はショーに行くにあたり、ひとつ目的がありました。
患者さんで小学１年生のT君は石と化石が好きでウチの受付カウンターの「今月の石の寄せ植え」を楽しげに眺めてくれます。
道で見つけた石をトンカチで叩いてるんですよ〜、というのを聞いて「さすが男の子だな」と思うのですが、何といっても１年生。
象さん公園のコンクリート製の滑り台も彼には石に見えてしまうらしく、トンカチ持って叩きに行ってしまうということで、お母様が困ってました（笑）。
その彼にお土産を買って行ってあげたいと思いました。

化石にはまったく知識ないので、どんなモノか分かりませんが、彼の興味を刺激できたらウレシいかな。数年後には私の石トモダチになってたりして。この話し、師匠である水戸「蛍石」のご主人に話したら「ミネラルショーに連れていらっしゃい」って（笑）。






その水戸の「蛍石」で今回手に入れたのがコレ。
エピドートって、何となく色んなトコに現れるようで軽く見えちゃうけど、これは鉄とカルシウムが沢山含まれているモノで特別にピスタサイトというそうです。
透明な水晶との景色がおもしろいでしょ?










こっちはアクアマリンとトルマリンの乱舞。
ぐちゃ〜っとしてるトコが気にいりました。
岡本太郎サンだったら、いいタイトルをつけてくれそう。










携帯で連絡とって同行の石友達Hさんと合流、中間報告会を立ったまま行う…
彼女もミネラルショー参戦３回目になり、楽しんでるみたい。

前回ルースを決めきれず、保留・出直しにした「キーストーン」での「ペンダントヘッド穴開けバチカン付け」
今回はしっかり手持ちの小さいルチルクォーツを持参しました。
ルチルなので色をあわせ、奮発して１８金でオーダー。楽しみです〜

初めてのオーダー加工に幸せ気分になりフラ〜っと歩いてると、ちーちゃいルビーが大理石の母岩についてる標本が１０００円というの発見！
ん〜、それにしても小さい……。
でもよくトレーの中を選別すると他の鉱物が混じってるのもあって面白い〜。
この緑色のはパーガス閃石ってやつでは?
キラキラしたのもついてるし♡
最近仕事のアシスタントに来てくれてる友達Cちゃんの誕生石がたしかルビーだったんじゃないかな?
……というわけでお土産用に決断。






振り返った後ろ、パキスタンの業者さんのブースでラピスラズリに目が止まりました。
ラピスってミネラルショーの会場で目立つんですよね〜。色が強いからかな。
興味ないけど１つくらい持っててもいいのかなあ。
どれどれ、と選り分けてみると白い大理石（?）の母岩中にも砂状のラピスの脈が入ってるのを発見。
キラキラの鉱物も時々混じってて「あら、キレイ♡」
パキスタンだけにイメージは「アラビアンナイトの……、砂漠から見る天の川……みたいな?」妄想が膨らみます（失笑）。
いきなり欲にかられて見始めちゃいました（笑）。
私　　「あっちのお店にもあったけど、コレが一番キレイです〜！」
ご主人「そうでしょう、私、自信あります」
でもさすがに一目惚れの相手に簡単に貢げませんよね〜！
日本語が上手なパキスタンのご主人はちょっとおまけした額を提示してくれましたが、

私が決めきれずに迷っていると更におまけしてくれました。
こうして私は一目惚れの彼をお持ち帰り（笑）するコトに。
おじさん、ありがと☆大事にするね。

Hさんと中間報告会その２。
彼女は予習をしてきたらしく、「2011年、私を守る石」はアメシストなんだそうです。
しっかりアメシストのルースと加工したピアスを購入済みでした。
よし、よし、「正しいミネラルショーの楽しみ方」ですね♡
彼女が水晶のクラスターが欲しいけど選び方が分からない、というので一緒に廻る事に。
この時点では３階会場に行ってなかったのですが、あとで行ったら水晶のよいお店がけっこう出てましたね。凄い勢いで水晶だけチェックして廻り、再び別行動。

実は気になってたのが、昨年の池袋ショーで見つけたルチルのお店。
すごく立派なルチルがいろんな形に研磨されてうやうやしく並んでます。
当然お値段も立派！
私　　　「でもコレ、帰ってから加工するのにまたお金がかかるんですよね〜」
ご主人　「だからその分、値札からおまけしてあげるよ。おじさんソレを見込んで値札つけてるんだ」
ん〜、それってどうなの?
でも研磨はとても丁寧な気がする。お店を持たずに工房で加工１本でやってるんですって。
「おじさんが１つずつ金線のでかたを見ながら作ってるんだよ」って。
だから全部形が違うってのも分かります。
同じく技術を売り物にする者として、納得する部分もある……。
頭と心を整理するために一旦その場を離れ、本日３回目の中間報告会へ。

彼女はラピスを原石にするか、加工した製品にするかで迷ってました。
私の一存で原石を置いてる店に誘導（笑）。
無事、バランスのよい形の母岩付き標本に決定！
母岩付きだと何となくその石の背景というか、ストーリーがついてくるようで好きなんですよね〜。

で、やっぱりルチルです……。
いつも最後に決断が残ります〜。「Chussa Jewel」のお嬢さんががこの姿を見たら「クックックッ、ほ〜ら、また迷ってる」って笑うだろうな〜（笑）。
帰りに石のビーズを買って帰ろうと思ってたけど、それ諦めることで自分の心の葛藤を合理化することにし、「おじさん、コレ頂きます…」。
チーン！というレジが閉まる音が聞こえた気がします。
さ〜て、この石に枠が付くのはいつになるだろ〜?







気づくと腹筋背筋が妙に痛い…。やや前屈み気味に歩いてる私…。
もう限界！
昨日は横浜で試験だったし、そのあとは忘年会で午前様だったし。よく頑張ったと思う（笑）。
疲れました〜！！
連日来る人もいるみたいだけど、財力だけでなく体力もお持ちなのね〜。
来年は体力作りして参戦します。

あっ！！
ジオード・クラッキング、忘れてた！（アタマ，カキムシル┏(T_T|||)┓）